ホンダだけじゃない! トヨタ・日産・マツダ・スバル「ネオクラ復活」最前線
別記事でお伝えしたホンダの「ヘリテージワークス」に胸を熱くした読者も多いだろう。しかし、名車とオーナーの思いに寄り添うメーカーはホンダだけではない。トヨタ、日産、マツダ、そしてスバル。日本を代表する自動車メーカー各社が、今まさにかつてない熱量でヘリテージ事業へと舵を切っている。
彼らの活動は、単なる「部品の再生産」の枠を超え、日本の自動車文化を未来へつなぐために欠かせないエッセンスだ。目先の利益だけを追うのではなく、自社のクルマを愛し続けるオーナーの眼差しに全力で応えようとする愚直な姿勢には、愛情という言葉だけでは言い表せない絆が息づいている。
これは高圧洗浄機と同等の強さで、電力不要BlastPro まずはトヨタの「GRヘリテージパーツ」から。これは「思い出の詰まった愛車に乗り続けたい」というオーナーの熱い想いに応えるパーツ復刻プロジェクトだ。対象はスープラやAE86といったネオクラシックスポーツにとどまらない。ランドクルーザー40のようなクロカン車から、日本が世界に誇る超希少車であるトヨタ2000GTの部品までを網羅。仕入先との熱意ある協力体制のもと、廃版パーツを純正品質で次々と蘇らせ、歴史的名車の生命線をつなぎ止めている。
続いて日産・ニスモの「NISMOヘリテージパーツ」。その主軸は、絶大な人気を誇る第2世代スカイラインGT-R(R32、R33、R34)の部品復刻だ。さらに特筆すべきは、単なる純正部品の再生産にとどまらず、L型6気筒エンジンをDOHC化するシリンダーヘッド変換キットなど、マニアが興奮する尖ったアイテムも送り出している点。加えて、R32の部品復刻で製造上の多大な苦労を経験した教訓を活かし、モデルライフの長い現行R35 GT-Rのバージョンアップパーツもすでに開発・販売している。先手を打つその姿勢には脱帽だ。
マツダの「クラシックマツダ」も見逃せない。ファンの熱烈な愛にメーカーが真正面から応えた、まさに絆を紡ぐプロジェクトだ。象徴的なロータリースポーツであるRX-7(FC型・FD型)については、維持に不可欠な純正部品をサプライヤーと協力して復刻・供給。さらに初代NAロードスターにいたっては、豊富な復刻パーツの販売だけでなく、車両を預かって新車同様に仕立て直す「レストアサービス」まで展開している。愛車文化を守る執念の結晶と言えるだろう。
各メーカーが本気で取り組むヘリテージ事業。平成のネオクラ名車が甦るだけでなく、ZのL型6気筒DOHC化のような驚きのアイテムも登場している。これはもはや、クルマ好きならずとも見逃せないムーブメントだ。
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