トヨタ系「my route」がANAと連携、バリアフリー情報で九州の移動を変える
九州の観光・移動をより快適に――そんな願いを形にする新たな取り組みが始まった。九州MaaS協議会、トヨタファイナンシャルサービス、全日本空輸(ANA)の3社は、MaaSプラットフォーム「my route(マイルート)」に、ANAが全国展開する「ユニバーサル地図/ナビ」のバリアフリー情報を連携したサービスの提供をスタートした。
この連携は、国土交通省が2026年度に実施する「観光MaaS推進事業」に採択された「九州MaaSサービス高度化事業」の一環として実現した。国が後押しする実証事業の枠組みの中で、九州という地域を舞台に、誰もがストレスなく移動できる社会の実現を目指す。
エアコンなしで部屋を涼しくするならこの一台Airio Pro 各社の役割は明確だ。事業主体の九州MaaS協議会が地域実装を推進し、トヨタファイナンシャルサービスは「my route」のプラットフォーム提供に加え、バリアフリールート案内機能の新規開発を担当する。一方のANAは、「Universal MaaS」の推進とバリアフリーデータの連携、そして「ユニバーサル地図/ナビ」の提供を行う。
「my route」は既に九州エリアで公共交通や観光情報を一元化したMaaSアプリとして親しまれているが、今回のアップデートで車いす利用者やベビーカーを押す家族、足腰に不安を感じる高齢者など、移動に何らかの配慮が必要な人々にとって、より頼りになるツールへと進化する。具体的には、駅のエレベーター位置や段差のない経路、多目的トイレの有無といったバリアフリー情報を地図上で確認しながら、最適なルートを検索できるようになる。
自動車メディアとしても、この動きは見逃せない。クルマでの移動が主流の日本だが、観光地での“ラストワンマイル”や、公共交通との乗り継ぎシーンにおいて、バリアフリー情報はドライバーとその同乗者にとって大きな安心材料となる。特に高齢化が進む今、クルマだけでなく、その先の移動手段までシームレスにカバーするMaaSの進化は、モビリティ全体の未来を考える上で重要なヒントを与えてくれる。
九州という観光資源豊かなエリアで始まったこの試みが、全国のMaaSサービスや自動車メーカーのコネクティッド戦略にどう波及するのか。今後の展開に注目だ。
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