トーヨー新スタッドレス「NANOENERGY M976」が9月発売、トラック・バス向けに燃費と耐久性を大幅向上
運輸業界にとって冬の安全運行は死活問題だが、同時に燃料費高騰や環境規制への対応も避けて通れない。そんな中、トーヨータイヤが2026年7月29日に発表した新型トラック・バス用スタッドレスタイヤ「NANOENERGY M976(ナノエナジー エムキューナナロク)」は、まさに現場の声に応える一台といえるだろう。
2026年9月より国内市場で順次発売されるこのタイヤは、同社の既存商品「M966」から大きく進化。低燃費性能と耐摩耗性能を高め、さらに氷雪性能も向上させることで、降雪エリアでの使用に一段と磨きがかかった。
これは高圧洗浄機と同等の強さで、電力不要BlastPro 開発の要となったのは、同社独自のゴム材料開発基盤技術「Nano Balance Technology」のナノ加工技術「Nano Composite Polymer(NCP)」だ。この技術により転がり抵抗を従来品比で5%低減。さらに耐摩耗ポリマーの採用で、タイヤ変形時にゴムにかかるダメージを抑え、耐摩耗性能を7%向上させたというから、長距離運行の多いトラック・バス事業者には嬉しい限りだ。
氷雪路面での安心感も見逃せない。NCPによる均一なポリマーの補強効果でブロックに適切な剛性を持たせ、路面への密着性を高めた。パターン設計も見直され、制動距離は従来比で4%短縮。急な坂道や交差点での停止性能が向上したことで、冬道のストレスがひとつ減る。
近年、運輸業界ではカーボンニュートラル実現への取り組みが加速し、軽油価格の高止まりも続く。こうした背景から、低燃費と耐摩耗を両立したタイヤへのニーズは高まる一方だ。同社もその需要をしっかり捉えている。
ラインナップは全7サイズで、価格はオープン。実際の装着感や燃費効果はこれからのシーズンで明らかになるが、数字上のスペックだけでも導入を検討する価値は十分にある。冬の仕事を支える相棒として、ぜひチェックしておきたい一本だ。
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