NEXCO激怒、東北道を60トン超えトレーラーで走行した悪質ドライバーを警察に告発
NEXCO東日本 関東支社と日本高速道路保有・債務返済機構(高速道路機構)は2026年8月8日、東北道で道路の重量制限を大幅に超える車両を運行したとして、運転者を埼玉県警に告発したと発表した。道路法違反で最大100万円以下の罰金が科される可能性があるという。
問題となったのは、2024年12月10日23時22分、東北道下り線の浦和本線料金所を通過したセミトレーラーだ。計測の結果、制限重量25トンに対し、実に60.10トンもの重量が記録された。基準値の約2.4倍、つまり約35トンもの超過だ。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon 道路には「車両制限令」により、通行可能な車両のサイズや重量に上限が定められている。総重量は高速自動車国道または指定道路で25トン、軸重は10トンまで。これを超える場合は「特殊車両通行許可」を取得すれば特例で走行できるが、当該車両は32.95トンまでの許可を受けていたものの、それを大幅に上回っていたため許可は無意味となった。
重量超過がなぜそこまで厳しく取り締まられるのか。理由は道路へのダメージが尋常ではないからだ。例えば軸重20トン(基準の2倍)で走行した場合、床版に与えるダメージは基準上限の10トントラック4000台分に相当する。たった10トンの超過でこれだけの負荷がかかるのだ。道路の老朽化が進む現在、重量超過車両はその進行を著しく加速させる。
国の試算によれば、道路劣化の約9割は、全体のわずか0.3%にすぎない重量超過車両によって引き起こされているという。国土交通省は2014年に「道路の老朽化対策に向けた大型車両の通行の適正化方針」を策定し、制限の2倍以上の重量超過は即座に「告発対象」とする厳罰方針を打ち出している。
NEXCO東日本では「車両制限令等違反車両取締隊(車限隊)」という専門部隊を配置し、違反車両の取り締まりにあたっている。経験豊富な隊員が怪しい車両を停車させ、計測や許可証の確認を実施。軽微な違反は警告だが、重大な場合は「即時退出命令」や「その場で荷物を減らせ」という措置命令を出すこともある。
NEXCOと高速道路機構は「本件違反については極めて悪質な違反であると考えております」とコメント。今後も関係機関と連携し、道路法違反車両に対して厳正な行政措置を継続していく方針だ。運転者だけでなく、法人であれば雇用主にも罰則が及ぶ両罰規定が適用される可能性もある。
高速道路は国民の大切な社会インフラ。たかが重量超過と軽く見ていると、思わぬ高額な罰金と社会的制裁を食らうことになる。ルールは守るためにある。特にプロドライバーを自負するなら、なおさらだ。
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