“無料特等席”に終止符、NEXCO中日本が鞍ヶ池PAを花火大会当日に一部閉鎖
毎年恒例となっている「豊田おいでんまつり花火大会」が、2026年7月26日(日)に開催される。打ち上げ場所は愛知県豊田市を流れる矢作川沿い。この花火を間近で見られる“無料の特等席”として、近年ひそかに人気が高まっている場所がある。それが東海環状道・内回りの鞍ヶ池PAだ。
鞍ヶ池PAは豊田市中心部から東へ約6km。比較的規模の大きいPAで、隣接する鞍ケ池公園の展望台やプレイハウスも利用できる。小高い立地から矢作川方面を見渡せるため、花火の絶好のビューポイントになっている。
寝苦しい夜が、これひとつで快適にAirio Pro ところが、この好立地が原因で問題が起きている。花火の開始前から場所取りを始め、宴会を広げて終了まで居座るマナー違反の目的外利用客が続出。PAの駐車場は満車になり、食事やトイレ休憩で立ち寄る本来の利用者が駐車できない事態が発生している。
そこでNEXCO中日本は、苦肉の策に打って出た。2026年7月26日、花火大会当日の12時から21時まで、鞍ヶ池PA(内回り)の園地部を閉鎖する。展望台や休憩所は17時から立ち入り禁止。花火が見えるエリアを徹底的にシャットアウトする作戦だ。なお、園地部の駐車場も閉鎖されるが、PA本来の目的で利用するための駐車場は開放される。
NEXCOは公式SNSでも「PAでの花火鑑賞はできません」と発信し、理解を求めている。
「豊田おいでんまつり」は1969年から続く歴史ある祭り。今年で第58回を迎え、7月25日(土)には「おいでん総踊り」、そして26日(日)19時から20時半頃まで花火大会が予定されている。
高速道路の休憩施設は、あくまでドライバーの安全と快適な移動のためにある。花火を楽しみたい気持ちは分かるが、ルールを守らない利用者が増えれば、施設本来の機能が損なわれてしまう。NEXCOの今回の判断は、その悪循環を断ち切るためのやむを得ない決断と言えるだろう。
花火を見るなら、周辺の有料観覧席や公園から。鞍ヶ池PAは、あくまでドライブ中の休憩スポットとして、正しく利用したいものだ。
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