BMWが放つ新型iX3、469馬力&航続906kmの衝撃 ハリアーサイズに新世代技術を凝縮
BMWジャパンが2026年7月22日、次世代コンセプト「ノイエ・クラッセ」の第1弾となる新型「iX3」を発売した。同日より販売が開始され、納車は同年7月下旬以降を予定している。
iX3は、BMWが「SAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)」と呼ぶプレミアムSUV「X3」の電気自動車版だ。ただし、単なるX3の電動化モデルではなく、デザインや電動技術、車載ソフトウェア、操作システムを全面的に刷新。今後のBMWを象徴する次世代モデルとして位置づけられている。
寝苦しい夜が、これひとつで快適にAirio Pro ボディサイズは全長4780mm×全幅1895mm×全高1635mm、ホイールベースは2895mm。乗車定員は5名で、車両重量は2330kgだ。国産SUVの雄、トヨタ「ハリアー」(全長4740mm×全幅1855mm×全高1660mm)と比較すると、全長と全幅がそれぞれ40mm大きく、全高は25mm低い。ワイド&ローでスポーティなプロポーションが際立つ。
エクステリアの最大のトピックは、1960年代のノイエ・クラッセを現代的に再解釈した縦型キドニーグリルだ。発光式の「BMWキドニー・グリル・アイコニック・グロー」と垂直配置のLEDヘッドライトを組み合わせ、従来のBMWとは一線を画すフロントマスクを実現。サイドはキャラクターラインを抑えた滑らかな面構成とし、フラットなドアハンドルやボディ同色のホイールアーチを採用。リアは水平基調に再解釈したL字型テールライトでワイド感を強調している。
インテリアはまさに革命的だ。従来のメーターパネルを廃止し、新世代操作システム「BMWパノラミックiDrive」をBMWとして初採用。フロントウインドー下部に約110cmにわたって情報を表示する43.3インチの「BMWパノラミック・ビジョン」と、ドライバー側に17.5度傾けた17.9インチのセンターディスプレイを組み合わせる。さらに奥行き表示が可能な「BMW 3Dヘッドアップ・ディスプレイ」も装備。水平基調のコックピットやパノラマ・ガラス・サンルーフ、バックライト付きファブリック素材、新音響システム「BMW HypersonX」も見逃せない。
日本導入グレードは「iX3 50 xDrive」と「iX3 50 xDrive M Sport」の2モデル。パワートレインは前輪に誘導モーター、後輪に巻き線界磁式同期モーターを搭載した電動4輪駆動システム。システム最高出力は345kW(469馬力)、最大トルクは645Nmを発生する。通常時は前輪駆動を停止し、必要な場面のみ前輪を駆動することで、走行性能と効率を両立させた。
走行制御には「Heart of Joy(ハート・オブ・ジョイ)」と呼ばれる高性能コントロールユニットを採用。モーター、ブレーキ、エネルギー回生、ステアリングを統合制御し、ドライバーの操作に対する俊敏な反応を追求している。
駆動用バッテリーは第6世代BMW eDrive技術を用いた109.1kWhのリチウムイオンバッテリー。一充電走行距離はWLTCモードでiX3 50 xDriveが906km、iX3 50 xDrive M Sportが835kmと圧巻だ。さらにBMWのEVとして初めて800Vアーキテクチャを採用し、最大320kWの急速充電に対応。条件によっては15分の充電で最大約395km走行相当の電力を補充できる。将来的に350kWの超急速充電器が利用できれば、15分で最大約420km走行相当の充電が可能となる。
運転支援システムも大幅に進化。高速道路で時速130kmまでステアリングから手を離して走行できる「ハイウェイ・アシスト」を採用。ドアミラーを見るだけで車線変更を実行する機能も日本向けBMWとして初導入された。ただしハイウェイ・アシストは同年11月以降の利用開始となる。V2HやV2Lにも対応し、充電した電力を住宅や外部機器に供給できる。
価格(消費税込)は、iX3 50 xDriveが982万円、iX3 50 xDrive M Sportが1034万円。全長4.7m級のボディに469馬力の電動4WD、新世代の操作システムを凝縮したiX3は、ノイエ・クラッセの方向性を示す一台として、今後のBMWラインナップに大きな期待を抱かせる。
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