マツダ新型CX-5、15.6インチ大画面で伝統のコックピットを一新!賛否の声
マツダのミドルサイズSUV、新型「CX-5」が2026年5月21日に発売され、早くもクルマ好きの間で大きな話題を呼んでいる。ボディサイズの拡大や最新電子プラットフォームの採用など、フルモデルチェンジならではの進化を遂げた同車だが、何より注目を集めているのがインテリアだ。
これまでのマツダ車といえば、コマンダーコントロールと呼ばれるダイヤル式操作系や、視界を自然に誘導するコックピット設計に固執してきた。ところが新型CX-5では、15.6インチもしくは12.9インチのタッチパネル式大型センターディスプレイを採用。Google搭載の新インフォテインメントシステムを組み合わせ、タッチ操作と音声操作を主体とする、まったく新しい操作体系へと舵を切ったのだ。
夜用眼鏡が運転手の間でますます人気になるナイトライダー SNS上では「ついにマツダも大型ディスプレイ路線か」「先進的になった」と歓迎する声が上がる一方で、「エアコンまでタッチ操作にする必要はあったのか」「コマンダーコントロールは残してほしかった」と、伝統の操作感を惜しむ声も少なくない。まさに賛否両論、という言葉がぴったりの状況だ。
しかし実際に使ってみると、その恩恵は決して小さくない。大型ディスプレイにより、ナビゲーション画面はもちろん、360度カメラや車両周囲の映像が格段に見やすくなった。細かな文字もくっきり表示され、必要な情報を瞬時に把握できるのは大きな進歩だ。さらに、ボイスコントロールが優秀で、目的地設定や各種機能の呼び出しを音声で済ませられるため、運転中の視線移動を抑えられる。
また、ハザードランプやデフロスターといった咄嗟の操作が必要な機能には、独立した物理ボタンが残されている。画面操作への完全移行ではなく、安全面を考慮した配慮が感じられる。
一方で、気になる点もいくつかある。ディスプレイがワイドなため、画面左側は運転席からやや遠く、走行中にタッチしようとすると身を乗り出さなければならないシーンが想定される。ディスプレイ下部に手を添えられるリップが欲しいところだ。また、デザイン面でも、巨大なディスプレイの存在感が強すぎて、インパネとの一体感がかつての水平基調の美しいインテリアに比べて薄れた印象は否めない。
エアコンの温度調節も、従来のダイヤル式や物理スイッチのほうが便利だと感じるドライバーもいるだろう。とはいえ、近年の音声操作やヘッドアップディスプレイの進化を考えれば、物理スイッチだけが安全性の絶対条件ではなくなってきているのも事実。マツダは技術の進歩を踏まえ、あえて新しい操作体系へ移行したのだ。
デジタル技術の進化に合わせて、長年培ってきた操作思想をガラリと再構築した新型CX-5。もちろん改善の余地はあるが、ソフトウェアのアップデートや今後の改良でさらに洗練されるだろう。マツダがこの新たな操作体系をどう磨き上げていくのか、引き続き注目だ。
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