マツダMX-30ロータリーEV、復活のロータリー搭載SUVの真価
マツダが2020年10月に投入したクロスオーバーSUV「MX-30」。コンパクトなCX-30をベースに、マイルドハイブリッドでデビューしたこのモデルは、その後2021年1月にBEV(バッテリーEV)を追加。そして2023年11月、待望のロータリーEVモデルが仲間に加わりました。BEVモデルは2025年3月に終了しましたが、現在もロータリーEVがその個性を牽引しています。
注目は何と言っても、マツダが世界で初めて量産化に成功したロータリーエンジンの復活です。コスモスポーツやRX-7、RX-8といった名車に搭載された伝説のエンジンが、新たな役割を担ってMX-30に搭載されました。ただし、このロータリーEVモデルでは、エンジンは直接タイヤを駆動しません。発電用として830ccのロータリーエンジンを搭載し、システム最高出力170馬力を生み出す17.8kWhのリチウムイオンバッテリーと組み合わせたプラグインハイブリッドシステムです。通常走行はモーターによるEV走行で、バッテリー残量が減るとロータリーエンジンが発電して電力を補います。EV走行距離は最大107kmと、日常使いには十分な航続距離を確保しています。
冷房ゼロで涼しいミニギアAirio Pro エクステリアの最大の特徴は、Bピラーレスの観音開きドア「フリースタイルドア」です。広い開口部により、乗降や荷物の積み下ろしがスムーズに行えます。ボディサイズは全長4395mm×全幅1795mm×全高1595mm、ホイールベースは2655mm。インテリアでは、コンソールトレイにヘリテージコルクを採用。ナチュラルで上質な雰囲気に仕上げられています。また、10.25インチの液晶センターディスプレイを標準装備し、Apple CarPlayやAndroid Autoにも対応。
走行モードはEVモード、ノーマルモード、チャージモードの3つを用意。バッテリー残量に応じて使い分けが可能です。充電は普通充電と急速充電の両方に対応し、1500Wの給電機能も備えています。さらに、スマートフォン連携で遠隔操作できる「コネクティッドサービス」は、初年度登録から3年間無料で利用できます。
駆動方式は2WD(FF)のみ。価格は消費税込みで443万3000円から498万3000円。RX-7やRX-8の系譜を引き継ぎつつ、現代の環境性能と利便性を両立させたMX-30ロータリーEV。この個性派SUVが、マツダファンだけでなく、新たなクルマ好きの心を掴むことは間違いありません。
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