ランボルギーニ レヴエルト SV、1065cvのV12ハイブリッドが1963台限定で登場
ランボルギーニのV12フラッグシップがさらに進化した。8月14日、カリフォルニア州モントレーで開催されたイベントに合わせて、新型『レヴエルト SV』が世界初公開された。55年前の『ミウラ SV』に端を発するスーパー・ヴェローチェ(SV)の系譜を受け継ぐ、まさに最強のランボルギーニだ。
生産台数は創業年である1963年にちなみ、1963台の限定。同ブランドの最も忠実な顧客やコレクター向けに割り当てられる予定で、早くも争奪戦は必至だ。
エアコンなしで部屋を涼しくするならこの一台Airio Pro パワートレインは6.5リットル自然吸気V12エンジンと3基の電気モーターを組み合わせたハイブリッドシステム。V12単体で9250rpmにて825cvを発生し、最大回転数は9500rpmに達する。3基のモーターと改良型7.3kWhリチウムイオンバッテリー(最大出力190kW)との組み合わせにより、システム総合出力は1065cv(783kW)を達成。ベースのレヴエルト比で50cv向上した。最大システムトルクは1425Nmで、クラストップの数値だ。
パワーウェイトレシオは1.66kg/cvを実現。0-100km/h加速は2.4秒、0-200km/h加速は6.7秒、最高速は345km/h超。ランボルギーニは同車を「サンタガタ・ボロニェーゼで生産された最もパワフルで最速の市販ランボルギーニ」と位置づける。トランスミッションのシフト時間は30%短縮され、加速の応答性も高められた。
空力性能も大幅に進化。レヴエルト比でトータルダウンフォースを80%増加させ、アベンタドール SVJ比でも10%上回る。ダウンフォース対ドラッグ効率は60%向上した。フロントスプリッター、アンダーボディ、モータースポーツ由来のダブルウイング設計のリアウイング、ガーニーフラップなどを新たに採用。ブレーキ冷却効率も12%改善されている。
サスペンションにはGT3レーシング技術由来の手動調整式ダンパーを新採用。レヴエルト比でアジリティ17%向上、横方向グリップ10%向上を達成した。ブレーキは新世代のCCM-R Plusカーボンセラミックブレーキディスクを採用。フロント420×40mm、リア410×32mmのサイズで、200-0km/hの制動距離を110mに短縮。ピーク減速度11%向上、熱放散23%向上、ブレーキディスク温度12%低減を実現した。
特筆すべきは、初めて専用の「Pilota(ピロータ)」ドライビングモードが導入されたことだ。ステアリングホイール上の専用ロータリーノブで起動し、GT3レーシング経験から直接派生した5段階トラクションコントロールシステムを提供。既存のストラーダ、スポーツ、コルサの各モードに加わる形で、よりカスタマイズ可能なサーキット走行体験を実現する。
タイヤはブリヂストンがレヴエルト SV専用に開発した「ポテンザ Race R」セミスリックを標準装着。街路走行も可能でありながら、サーキットでの高いパフォーマンスを発揮する設計だ。オプションで「ポテンザ スポーツ」、冬季用「ブリザック LM005」も用意される。
内外装はカーボンファイバーを全面採用。外装には最大25点のカーボンファイバーパーツを可視カーボン仕上げで選択可能。内装はカーボンファイバードアパネルを標準装備し、軽量化と「フィール・ライク・ア・パイロット」コンセプトを体現する。専用ホイール「3D-スーパーライト ドロモス」は六角形スポークデザインを採用し、センターロック方式の「モノロッカー」をランボルギーニ量産車として初めて採用した。
価格は未発表だが、少なくとも75万ドル(約1億2000万円)以上になる可能性があると報じられている。ランボルギーニ会長兼CEOのステファン・ウィンケルマンは「レヴエルト SVはレヴエルトのポテンシャルをさらに高いレベルへと引き上げる」とコメント。まさにV12の頂点を極めた一台と言えるだろう。
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